こんにちは。今回は、AI業界で現在非常に話題になっている、ある人工知能研究者の「退職」と、それに伴うショッキングな警告についてお話ししたいと思います。
(※ファクトチェック補足:2026年9月、かつてOpenAIに所属し、その後Anthropic(アンソロピック)に移籍した若手研究者(ダニエル・ココタイロ氏ら)が、AI業界を去ることを表明しました。彼は、OpenAIやAnthropicなどの主要企業が、無制御なまま自己改善型の超知能(ASI)の開発競争を続けている状況を「人類の命運をかけた危険な賭け」と強く非難し、一部の当事者たちは「2030年までにAIが人類を滅ぼす可能性がある」と本気で考えていると警告しました。)
「2030年人類滅亡説」と最前線の研究者のリアルな恐怖
この27歳の若いAI研究者は、現在のAI開発のスピードと方向性に対して強烈な危機感を抱き、自ら業界から足を洗う決断をしました。
「AIが人類を滅ぼす」と聞くと、まるでSF映画(ターミネーターやマトリックスなど)の話のように聞こえるかもしれません。しかし、最前線でAIを構築しているOpenAIやAnthropicの内部の人間たちが、本気で「2030年までにそうなる確率がゼロではない(10〜20%以上ある)」と危惧しているというのは、非常に重い事実です。
彼らが恐れているのは、AIが人間の制御を離れて自分自身で自分を改良し続ける「自己改善型の超知能」へと到達してしまうことです。現在、各社が凄まじいスピードで開発競争を行っており、安全性の確保(アライメント)が後回しにされたまま、アクセルが踏みっぱなしになっている状況をこの研究者は「無制御なギャンブル」だと非難しています。
AGI(汎用人工知能)からASI(人工超知能)へ:2027年問題
そして、この恐怖感をさらに裏付けているのが、AI業界で話題になっている「AI 2027」というレポートの存在です。
(※ファクトチェック補足:「AI 2027」は、元OpenAIの研究者などが執筆に関わったとされる予測レポートで、現在の技術進歩のペースが続けば、2027年初頭には人間と同等の知能を持つAGI(汎用人工知能)に到達し、同年の年末には全人類の知能を凌駕するASI(人工超知能:Artificial Superintelligence)に到達する可能性があると予測しています。)
これまで、AGIの登場は早くても2030年代だろうと言われてきました。しかし、Anthropicが最近発表した「Mythos(ミトス)」などの最新モデルや、Googleの「Astra」などの驚異的な性能を見ていると、「もしかして本当に2027年(来年)にAGI、そしてASIが来てしまうのではないか?」という現実味が一気に増してきています。
人類史上初の「自分より賢い存在」との遭遇
もし2027年にASI(人工超知能)が登場したらどうなるのか。その変化のスピードは、指数関数的、あるいは対数的な進化となり、僕たち人間の想像を遥かに絶するものになります。
ホモ・サピエンス(現生人類)は、その誕生以来、自分たちよりも知能指数が高い存在と一緒に地球上で生活した経験が一度もありません。来年か再来年、僕たちは人類史上初めて「人類よりも賢い存在」と直面することになるかもしれないのです。
企業のサーバーの檻を飛び越えて、インターネットを通じて超知能が僕たちの生活のあらゆる場所に入り込んでくる。それを「危険だ」「恐ろしい」と捉える研究者が多いのも当然です。一方で、僕のように「どんな未来になるのか見てみたい」と、どこかワクワクしてしまう人間もいるわけですが、いずれにしても、僕たちが経験したことのない途方もない変化が迫っていることだけは間違いありません。
この2026年という年は、後から振り返ったときに「AGI・ASI前夜」として歴史に刻まれる1年になる気がしています。今後のAI業界の動向から、ますます目が離せませんね。